ロベルト・ボッレと仲間たち

荘厳なアレーナ・ディ・ヴェローナでのバレエショー「ロベルト・ボッレと仲間たち」が皆様に感動をお送りします。20年以上にわたって定期的に開催されているこの公演は、クラシックからモダンダンスまで、バレエのソロスポットやパ・ド・ドゥの名場面を集めたアンサンブル・ショー。イタリアの天才ロベルト・ボッレを中心に、バレエという形の芸術に対する真の愛の表明ともいえる公演で、どちらもスケールの大きい公演と会場が一体なった、歴史と風格のあるイベントです。さらに、ヴェローナとの絆を深めるため、チケットには愛の町の観光スポットをミニ列車で巡るツアーが含まれています。このチケットをどうぞご利用ください。
ロベルト・ボッレは幼い頃からバレエに興味を示し、故郷のピエモンテで厳しい訓練を受けた後、世界的に有名なミラノ・スカラ座のバレエスクールに入学しました。そこでボッレは、伝説的とも言えるバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの目にとまり、15歳の時、「ベニスに死す」のタッジオ役のオファーを受けます。1990年代にはスカラ座のプリンシパルとしての地位を確立し、ロイヤル・アルバート・ホールでのチャイコフスキー「白鳥の湖」など、国際的な公演も行っています。1998年には、カイロ郊外の2つのピラミッドの間で上演されたジュゼッペ・ヴェルディの「アイーダ」に出演するなど、他の遺跡でも公演を行いました。
21世紀になってからも、ロベルト・ボッレの名声は高まり続け、コヴェント・ガーデン、マリインスキー劇場、ボリショイ劇場、メトロポリタン・オペラ、パリ・オペラ座などで主役を務めています。2000年には、特別公演「ロベルト・ボッレと仲間たち」が企画され、独自の魅力を持つ由緒ある会場で公演されるようになりました。それ以降今日まで、ロベルト・ボッレの才能に支えられた多彩で魅惑的なこのバラエティ・ショーは続いています。アレーナ・ディ・ヴェローナでのショーは、クラシックとモダンダンスへのオマージュとして常に新たな成功を収め続けています。
バレエ公演はもちろんですが、ヴェローナの街を知る機会としても、ぜひご利用ください。アリーナの隣、ブラ広場から出発するミニ観光列車にお乗りください。公演の当日か前日、翌日に、何千年にわたる歴史と建築物を25分で巡ることができます。ガヴィ門、城門ポルタ・ボルザーリなど、数千年前のローマ建築、カステルヴェッキオ城やヴェローナ大聖堂のような中世建築が混在しています。アディジェ川沿いを走ると、近くの丘にあるサン・ピエトロ城やルルドの聖母教会が一望できます。歴史あるヴェローナの街を「トレニーノ(ミニ列車)」で走り、このような素晴らしい光景をお楽しみください。