マーラー交響曲第7番、M. ボッシュ
ドイツの著名な指揮者マルクス・ボッシュが、ヴェローナ・フィラルモニ劇場で、アレーナ・ディ・ヴェローナ財団管弦楽団を率いて、グスタフ・マーラーの交響曲第7番のコンサートを行います。この「交響曲第7番」は、伝統的な交響曲の最高傑作として知られ、マーラーの最も成熟した作品のひとつでもあります。彼の母国語であるドイツ語で「Lied der Nacht (夜の歌)」とも呼ばれ、複雑な和声構造を持っており、1908年9月19日にプラハで初演されて以来、聴衆を魅了してきました。
マーラーは、1904年から1905年にかけて、オーストリアのマイエルニッヒにある湖畔の保養地で、この「交響曲第7番」を書きました。「交響曲第6番」を完成させている段階で、彼は次の交響曲のために2つの楽章の下書きを準備し、他の3つの楽章を含む形式を作り上げていました。交響曲「第7番」はホ短調とされていますが、第1楽章はロ短調で始まり、その後にホ短調に移行します。第2楽章はマーラーの当初の下書きにあったものの一部で、ハ長調とハ短調の間を行き来し、第3楽章のスケルツォはニ長調です。第4楽章は第2楽章を反映させたヘ長調で、第2楽章と同様、ナハトムジーク(夜曲)とされています。フィナーレを飾る第5楽章のロンドは、あちこちに不協和音がありますが、ハ長調とされています。
マーラーの「交響曲第7番」は、このように高度に発達した調性構造を考えると、当時はおそらく時代の先端を行くものであったでしょう。初演とそれに続くミュンヘンでの公演では、評判は華々しいというほどのものではありませんでしたが、その後、数十年にわたって人気は高まっていきました。特に20世紀には緊張感のある和声構造がより歓迎されるようになり、この作品の評価はどんどん高まっていきました。
現代では、この交響曲のハーモニーが強く目を引くことはないのかもしれませんが、マーラーのオーケストレーションは今でも斬新だと考えられています。弦楽器、金管楽器、木管楽器のほかに、ギターとマンドリンも使用されています。ティンパニに加え、タムタム、グロッケンシュピール、カウベル、トライアングルなど、打楽器もふんだんに使われています。
ブラジルとイタリアにルーツを持つ指揮者マルクス・ボッシュは、世界各地で活躍しています。ロストック北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も務めています。ヴェローナ・フィラルモニコ劇場で、彼のマーラーの交響曲第7番の指揮をどうぞお楽しみください。