ニューイヤー・コンサート
スタイリッシュに新年を祝うなら、クラシック・コンサートがぴったり。ヴェネツィアのフェニーチェ劇場では、イタリアで最も人気のあるニューイヤー・コンサートが開催されます。オーケストラの演奏とオペラのアリアのこのプログラムは、きっとお気に召すことでしょう。フェニーチェ劇場合唱団およびフェニーチェ劇場管弦楽団が、ソロ歌手とともに、次々とクラシック音楽をご披露し、他にはないお祝いの雰囲気を作り出します。このニューイヤー・コンサートは長年にわたって、イタリアではお馴染みのイベントとなっています。1月1日のコンサートは、テレビやラジオで毎年放送されます。既に元旦に他の計画がある場合は、12月29日、30日、または31日にフェニーチェ劇場のこの祝賀コンサートをお楽しみください。
ニューイヤー・コンサート(イタリア語では「Concerto di Capodanno」)は通常、2部からなっています。第1部では、フェニーチェ劇場管弦楽団が、バラエティーに富むヨーロッパのクラシック音楽の中から、とっておきの器楽曲をお届けします。第2部では、フェニーチェ劇場合唱団とソリストがオーケストラに加わり、素晴らしいオペラのアリアとデュエットで、人間の声の魔法の力をお楽しみいただけます。ジャコモ・プッチーニ、ジュゼッペ・ヴェルディ、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ、ジョアキーノ・ロッシーニ、ガエターノ・ドニゼッティといった作曲家の作品が、この新年のコンサートのプログラムに登場します。感情性、高揚感に富むこれらの音楽は、フェニーチェ劇場にぴったり。この劇場では、2世紀以上にわたって、数々のクラシックオペラの名曲の初演が行われてきました。
伝統的には、ヴェルディ「椿姫」の不滅の「乾杯の歌 Libiamo ne’ lieti calici」は最後に演奏されますが、このコンサートでは、フェニーチェ劇場という素晴らしいセッティングで、アーティストたちがこの曲とともに、グラスを傾けるところから、コンサートは始まります。ヴェネツィアで新年を迎える計画がおありなら、ぜひこのヴェネツィアのニューイヤー・コンサートをお楽しみください。