オペラ チケット イタリア

フェニーチェ劇場


Platea B, € 108
Palco centrale-parapeto, € 108
Platea A, € 96
Palco laterale-parapeto, € 84



メンデルスゾーン/ブラームス 、C.ミン

メンデルスゾーン/ブラームス 、C.ミン

ヴェネツィア・フェニーチェ大劇場では、ドイツ生まれの韓国系指揮者チョン・ミンとボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団が、フェリックス・メンデルスゾーンとヨハネス・ブラームによる2つの注目すべき器楽作曲をお届けします。チョン・ミンはまだわりに若いにもかかわらず、オペラとオーケストラ音楽の両方で世界的に高い評価を確立しています。東京フィルハーモニー交響楽団の副指揮者を務める傍ら、国際的に多忙なスケジュールをこなしており、韓国国立オペラ座ではプッチーニ作曲「蝶々夫人」、イタリア・レチェのポリテアマ・グレコ劇場ではヴェルディ作曲「椿姫」などのオペラを公演しました。今回、フェニーチェ大劇場で、またその才能が輝きます。

コンサートはメンデルスゾーンの交響曲第4番イ長調作品90で始まります。この作品は、「イタリア」と呼ばれ、メンデルスゾーンが1829年から1831年にかけてヨーロッパを旅行していたときにアイデアを得ました。メンデルスゾーンは、イタリア独特の生活様式を楽しみ、その喜びと幸福感で作曲の筆は進み、彼自身、この交響曲第4番を「最も陽気な作品」と断言しています。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による初演は、1833年5月13日、ロンドンで行われました。その後、メンデルスゾーンは何度か改訂を重ね、1851年に出版された最終版がスタンダードとなりました。第1楽章は喜びにあふれ、第2楽章は葬儀の行列からインスピレーションを受け愁いを帯びた音楽、第3、第4楽章はローマのサルタレッロやナポリのタランテッラのダンス曲のモチーフでテンポアップしていくものです。

後半のブラームスのセレナード第1番作品11がコンサートを締めくくります。この曲は、ブラームスがオーケストラの作曲に取り組んだ初期の例として知られています。当初は木管楽器と弦楽器の9人編成で書かれていましたが、ブラームスはこの曲を拡張し続け、1859年12月にフルオーケストラのためのバージョンになりました。1860年3月3日、ハノーファーで行われた初演は大成功を収め、拍手と歓声が湧き上がりました。6つの楽章からなるバラエティに富んだセレナードは、聴く人を魅了し、楽しませてくれます。ミン・チョンの巧みな指揮で、19世紀の希少価値のある2曲が、新しさをもって響きます。




image Gran Teatro La Fenice / Fondazione Teatro La Fenice, Michele Crosera