オペラ チケット イタリア

フェニーチェ劇場


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ドン・カルロ、G.ヴェルディ

ドン・カルロ、G.ヴェルディ

ジュゼッペ・ヴェルディは、音楽ドラマに対するユニークな感覚を持っており、オペラの舞台にふさわしい、時代を超越したテキストを選ぶコツを心得ていました。愛され続けるウィリアム・シェイクスピアの戯曲にもとづき、またドイツの詩人フリードリヒ・シラーの戯曲からインスピレーションを受けて作曲された「ドン・カルロ」は、あふれる情感と演劇的な素晴らしさで際立っています。ヴェルディはいったんこのオペラを作曲し始めると、それに集中し、変更、追加、カットをし続けました。おそらく、このストーリーの劇的な強さと魅力、あるいはヴェルディ自身の完璧主義により、「ドン・カルロ」には多くのバージョンが存在するのでしょう。今回ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で、栄光に彩られた全5幕のオリジナルが蘇ります。

ヴェルディは演劇としてのインスピレーションを、シラーの戯曲「Don Karlos, Infant von Spanien(スペイン王子ドン・カルロス)」から得ました。これは、ドン・カルロス、父のスペイン国王フェリペ2世そしてエリザベート・ド・ヴァロワの三角関係を描いたものです。台本をさらに充実させるため、作家のジョセフ・メリおよびカミーユ・デュ・ロクルは、ユジェーヌ・コルモンの戯曲「スペイン国王フィリップ2世」も参考にしました。オリジナルのオペラは、パリのオペラ座劇場から依頼を受けて制作されたもので、フランス語で書かれています。この最初のバージョンは、有名なSalle Le Peletierで1867年3月11日に初演されました。初期の公演が成功した直後、オペラ座がヴェルディに「ドン・カルロス」を修正し短くするよう要求し、ヴェルディはそれを承知しました。しかし、そうした修正にもかかわらず、作品はパリの聴衆には好まれず、1869年になって初めて評価されました。

また、この作品はイタリア語に訳され「ドン・カルロ」として現在の形で大成功を収めました。 アキーレ・ドゥ・ロジエールによるイタリア語の台本で、1867年6月4日にロンドンのコヴェント・ガーデンの舞台で好評を博し、その後の1867年10月27日、ヴェルディの故国イタリアのボローニャ市民劇場での公演も成功でした。それから何年もの間、この「ドン・カルロ」は、よい演出家と指揮者に恵まれ、そしてヴェルディの作であるといったこともあり、およそ4時間の音楽とドラマで有名になりました。フェニーチェ劇場はこの作品のイタリアらしいホームベースでもあり、それを最大限に活用して皆様を魅了することでしょう。




image Gran Teatro La Fenice / Fondazione Teatro La Fenice, Michele Crosera