オペラ チケット イタリア

フェニーチェ劇場


Platea B, € 198
Platea A, € 180
Palco laterale-parapeto, € 126
Galleria, € 96



カヴァレリア・ルスティカーナ 、P. マスカーニ

カヴァレリア・ルスティカーナ 、P. マスカーニ

19世紀後半、「ヴェリズモ」即ちリアリズムという独特のスタイルがイタリア・オペラに登場しました。ストーリーの展開は極端にドラマチックであっても、ほぼリアルタイムで舞台上の出来事が進み、登場人物との絡み合いを可能な限りリアルにすることを目指した新しい芸術の原則です。ピエトロ・マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」は1890年5月17日、ローマのコスタンツィ劇場で初演され、大成功を収め、このヴェリズモ運動の最も古く、最も輝かしい例の一つとしてたちまちオペラの定番になりました。しばしば、ルッジェーロ・レオンカヴァッロの 「道化師」との二本立てで上演されますが、今シーズン、ヴェネツィアのフェニーチェ大劇場の舞台で単独で公演されます。

マスカーニは、エドアルド・ソンゾーニョの若手作曲家コンクールに出場するため、1888年に「カヴァレリア・ルスティカーナ」(英語ではRustic Chivalry)を作曲しました。このコンクールでは、最優秀作品3曲が、作曲者はコストを負担することなく、ローマで上演されることになっていました。脚本家のグイド・メナッシ、ジョヴァンニ・タルジョーニ=トッツェッティと組んだマスカーニは、わず2カ月で作品を完成させました。ストーリーは、ジョヴァンニ・ヴェルガの同名の戯曲をもとにしており、シチリア島が舞台です。兵役を終えたトゥリッドゥは、美しい最愛の女性ローラのもとに戻ろうと必死になっています。ところが、彼女は彼の留守中に裕福な大工のアルフィオと結婚していました。トゥリッドゥは打ちひしがれてサントゥッツァと関係を持ちますが、その炎はローラと分かち合った情熱に比べれば、とるに足らないものでした。小さな村で、2組の夫婦はいつも顔を合わせ、やがて対立が生まれ、悲劇的な結末へと向かいます。

「カヴァレリア・ルスティカーナ」は1幕ものであるため、スピードのある展開になっています。その戯曲にマスカーニは情感あふれる音楽を書き、ストーリーの豊かな感情性にマッチさせています。締め切り間近のプレッシャーのためか、それとも単にマスカーニの天才的な才能だったのか、1時間余のこの一幕は、オペラ史に新しい時代をもたらすことになりました。ヴェネツィアのフェニーチェ大劇場は、マスカーニとその偉大な革新的業績に、心からの敬意を表し、このオペラをお送りします。




image Gran Teatro La Fenice / Fondazione Teatro La Fenice, Michele Crosera