オペラ チケット イタリア




    ベートーヴェン/ブラームス 、チョン・ミョンフン

    ベートーヴェン/ブラームス 、チョン・ミョンフン

    世界的に有名な韓国のピアニストで指揮者でもあるチョン・ミョンフンが、3月に22日(金)、23日(土)の2回、マリブラン劇場で公演を行います。ミョンフンとフェニーチェ大劇場オーケストラの共演を、17世紀に建てられたヴェネツィアでも有数の会場でお楽しみください。マリブラン劇場は、マルコ・ポーロのかつての住居の代わりに、トンマーゾ・ベッツィの設計により建てられました。豊かな歴史を持ち、ベートーヴェンとブラームスの魅力的な音楽を楽しむのに最適です。

    コンサートはベートーヴェンのピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲ハ長調op.56で幕を開けます。三重協奏曲とも呼ばれ、当時チェンバロに取って代わりつつあったピアノの音楽的可能性を、より広いオーケストラの舞台で示すために書かれました。1807年5月に初演されましたが、ベートーヴェンの存命中にはあまり演奏されなかったと考えられています。

    2曲目は、ブラームスの交響曲第4番ホ短調op. 98。この作品は、1885年に初演されたもので、ブラームスが書いた最後の交響曲です。4つの楽章に分かれており、第1楽章と終楽章だけがホ短調になっています。第2楽章では、ホ長調の緩やかなテンポで雰囲気が変わります。そして第3楽章では、ハ長調の賑やかな楽章で音楽がスピードアップし、フィナーレではホ短調に戻ります。

    1953年生まれのチョン・ミョンフンは、1970年代にニューヨークのマネス・スクールとジュリアード音楽院で学んだ後、輝かしいキャリアを踏み出しました。ザールブリュッケン放送交響楽団音楽監督、そしてパリ・バスティーユ歌劇場音楽監督、ローマ国立サンタ・チェチーリア音楽院首席指揮者を歴任、東京フィルハーモニー交響楽団名誉指揮者も務めています。

    これらのコンサートの開催時期にヴェネツィアを訪れる方は、ぜひこのコンサートにいらしてください。マリブラン劇場はそれ自体訪れる価値があります。その上、厳選されたプログラムと著名なチョン・ミョンフンの組み合わせは、皆様の忘れられない経験となることでしょう。




    image Teatro Malibran / Fondazione Teatro La Fenice, Michele Crosera