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コレギウム・ドゥカーレ 「バロック・コンサート」

コレギウム・ドゥカーレ 「バロック・コンサート」

ヴェネツィアのコレギウム・ドゥカーレ Collegium Ducaleの行う「バロック・コンサート」は、経験豊富な音楽ファンも楽しめるイベント。アントニオ・ヴィヴァルディとヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトという、音楽史上の二大作曲家を組み合わせたコンサートです。

1993年に結成されたコレギウム・ドゥカーレは、他の多くのオーケストラとは異なる方法でレパートリーの解釈をしています。単に演奏するだけではなく、作品が書かれた時代に忠実であることを目的とし、その音楽が作曲された時代を慎重に研究した上で、誇りをもって、それを演奏に反映させています。

演奏会場のセッティングも、これ以上ないほど特別なPalazzo delle Prigioni。この建物は英語では牢獄宮殿、または新刑務所としてよく知られており、16世紀後半から17世紀初頭にかけて建てられました。ヴェネツィアの犯罪者を収容するため、ドゥカーレ宮殿にあった牢獄の他に、より多くの独房が必要になったからでした。これ以上特別な、演奏のためのセッティングが考えられるでしょうか。

2つの宮殿は、Rio di Palazzo にかかる、かの有名なため息橋でつながっています。橋の名前は本当にロマンチック。囚人が裁判所から牢獄に連れて行かれるとき、最愛のヴェネツィアの町をちらっと見て、どのような思いであったかを想像してつけられた名前です。

Palazzo delle Prigioniは、ヴィヴァルディの時代にもモーツァルトの時代にも、まだ市内の悪党を幽閉するために使用されていました(ヴェネツィアのドージェは、1797年までその権利を放棄しませんでした)。 後の1922年、ヴェネツィアの芸術協会本部となってからは、イタリア国内外からの最高の音楽美術イベントの会場として、以前とは非常に異なる目的で使用されるようになりました。

コレギウム・ドゥカーレの 「バロック・コンサート」、1曲目はモーツァルトの「弦楽四重奏曲第3番ト長調KV 156」。「ディヴェルティメント」としても知られ、モーツアルトがミラノにいた1772年に書かれたものです。またもう1曲は、ヴィヴァルディの代表作である「四季」、1725年に書かれました。

2曲とも、過ぎ去った時代を彷彿とさせる、自然のままの音楽ですが、今でも当時と同じくらい新鮮にも聞こえます。モーツァルトとヴィヴァルディ自身もそう思っているのではないでしょうか。




image Collegium Ducale