ロベルト・ボッレと仲間たち
イタリアのダンスの寵児ロベルト・ボッレは、今や世界的なスター。 弱冠12歳で、ミラノのスカラ座バレエ学校に入学、 15歳のときには、ボッレの踊りに感動したルドルフ・ヌレエフによって、「ベニスに死す」のダンスの役に抜擢されました。今日、彼はクラシックバレエとコンテンポラリーダンスを見事に結びつけたユニークなダンスショー「ロベルト・ボッレと仲間たち」を率いて世界中で公演を行っています。今回このショーが、ローマのカラカラ浴場の壮大なステージで行われます。
「ロベルト・ボッレと仲間たち」は、2000年に開始されて以来世界中を旅してきました。このショーは、ボッレというたぐいまれなプリモ・バレリーノ（最高位ダンサー）のアイデアによるものです。ボッレ自身が多くの曲にのせて踊る他、共演するスターダンサーを選んだり、ショーの次の開催場所を決定したりするプロデューサーとしての仕事もしています。ユニークな場所を選択し、予想外の会場で印象的なダンスパフォーマンスを実現することで、ロベルト・ボッレはこのツアーを常にフレッシュに保ち、クラシックダンスやモダンダンスの認識・鑑賞のしかたについての人々の限界を常に越えていっています。
ボッレという巨匠の創造的なビジョンのおかげで、上海国際ダンスセンターからローマのコロッセオに至るまで、世界中の有名な場所でダンスパフォーマンスが行われました。今回「ロベルト・ボッレと仲間たち」は、すでに何回も会場となった、ローマのカラカラ浴場で再び公演されます。多くのダンスファンに喜びと畏敬の念をもたらすことしょう。
ボッレのバラエティーに富むユニークなダンスパフォーマンスは、彼の広範な国際的経験に負うところが少なくありません。ロメオ、ジークフリート、「くるみ割り人形」の王子など、クラシックバレエの主だった男性リード役を演じました。サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスなどの世界有数の劇場での仕事の経験から、最高のダンスグループともコンタクトを持っています。こうしたバレエ団のスターたちが、ボッレのショーで世界の舞台を飾っているのです。バレエファンにとって絶対に見逃せない舞台です。