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    ジュリアス・シーザー、G. バッティステッリ

    ジュリアス・シーザー、G. バッティステッリ

    歴史に名を残すジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)は、皇帝、軍の指導者、恋する一人の人間、悲劇の主人公といったいろいろな側面を持っていました。二千年以上前、彼の統治によりローマ帝国は栄え、その栄誉ある姿は人々に尊敬と畏怖の念を抱かせました。ジョルジョ・バッティステッリのオペラ「ジュリアス・シーザー」は、まさにこの伝説の支配者の人生とその生きた時代を、現代のクラシック音楽で描いています。あのウィリアム・シェイクスピアからインスピレーションを受けたイアン・バートンの台本と、右に出る者のないロバート・カーセンの演出により、ローマ歌劇場は古代ローマの栄光の時代を蘇らせます。

    ジュリアス・シーザーは、その伝説的な生涯にもかかわらず、特筆すべきオペラの題材とはあまりなっていません。ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデルはシーザーをもとにしたオペラを残していますが、エジプトを舞台に、シーザーとクレオパトラとの道ならぬ恋や、マルクス・アントニウスとの三角関係がもたらす地政学的・個人的な影響を描いています。それに対して、このバッティステッリの「ジュリアス・シーザー」は、永遠の都ローマを舞台に、シーザーの名をとどろかせた政治的、軍事的、個人的な能力について、より包括的に描いています。かつてのローマを悩ませた社会的な対立は、現代の私たちにも不思議なほど馴染みのあるものかもしれません。バッティステッリ、バートン、カーセンの3人は、この意味でも皆さまとつながれる機会を生かし、コスタンツィ劇場での公演をより魅力的なものにしています。

    ジョルジョ・バッティステッリの「ジュリアス・シーザー」は、ローマ歌劇場からの特別の依頼を受けて作られました。この歌劇場とローマという町を念頭に置いて制作されたため、その利点を十分に活かした素晴らしい作品となっています。バッティステッリ、バートン、カーセンの3人は、エンターテイナー性と鋭い洞察力で、現代のクラシック音楽界で長年知られており、3人のコラボにより生まれた「リチャード3世」や「CO2」はすでに現代の名作とされています。ローマ歌劇場での「ジュリアス・シーザー」も同じような成功作となることは間違いないでしょう。




    image Римский оперный театр / Silvia Lelli / Teatro dell'Opera di Roma