Great Opera Arias
I Solisti dell'Opera Lirica di Romaが、イタリア音楽の粋を集めた1時間余のコンサート「Great Opera Arias」をお送りします。オペラのアリアやアンサンブル、器楽曲、そしてナポリ民謡など、ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニらの国、イタリアの幅広い音楽性と創造性をお楽しみください。会場はローマの中心部にあるサンタ・キアラ宮殿で、弦楽四重奏、テノール、ソプラノの演奏の前に、礼拝堂でルネッサンス期以降の洗練された美術品の数々を鑑賞することができます。また、会場内のカクテルバーでは、気分を盛り上げるドリンクの購入が可能です。
このコンサートでは、タイトル通り、イタリアを代表する作曲家たちの愛すべきオペラ・アリアとアンサンブルを、厳選された器楽曲とともに紹介します。声楽曲として、ジャコモ・プッチーニの「ラ・ボエーム」の「私が町を歩くと Quando m'en vo」、「トスカ」の「星はきらめき E lucevan le stelle」、「ジャンニ・スキッキ」の「私のお父さん O mio babbino caro」、「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ Nessun dorma」また、ジュゼッペ・ヴェルディの「リゴレット」から「美しい愛らしい娘よ Bella figlia dell’Amore」が演奏されます。その他、ピエトロ・マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」から「間奏曲」、ジョアキーノ・ロッシーニの「ウィリアム・テル」から「ガロップ」など、オペラの器楽演奏部分を、実力派の弦楽四重奏団が演奏し、オペラ独特の雰囲気を十分に伝えます。
技術的に難しいアリアや感情性豊かなアンサンブルの合間に歌い手たちが喉を休ませる間、優れた楽器演奏が行われ、コンサートはさらに新鮮で変化に富んだものになっています。アントニオ・ヴィヴァルディの弦楽合奏曲「四季」から、「春」「冬」「夏」の数曲、ルイジ・ボッケリーニの「メヌエット」、スタニスラオ・ガストルドンのイタリアン・ロマンス「禁じられた歌」など、器楽曲も充実しており、またナポリ民謡の名曲「帰れソレントへ Torna a Surriento」(エルネスト・デ・カーティス)は、色彩豊かなこのコンサートにさらに新たな彩りを添えます。クラシック音楽ファンには見逃せない、この感動的な「Great Opera Arias」を、ローマのサンタ・キアラ宮殿でお楽しみください。