オペラ チケット イタリア

Teatro dell'Opera di Roma


III (Poltrone di Platea), € 192
V (Palchi Laterali plt 1 Ord avanti), € 168



ファルスタッフ、G.ヴェルディ

ファルスタッフ、G.ヴェルディ

ジュゼッペ・ヴェルディの「ファルスタッフ」は、ウィリアム・シェイクスピアの喜劇「ウィンザーの陽気な女房たち」、さらに「ヘンリー四世」第1部・第2部といった、伝説的なジョン・ファルスタッフ卿が登場する戯曲をもとにした、3幕の喜劇オペラです。初演時にはスタンディングオベーションやアンコールの声が止まなかったこのヴェルディの真の大人気作品が、ローマ歌劇場で公演されます。初演は1893年2月9日にミラノのスカラ座で行われましたが、今回のローマでも、初演と変わらぬ陽気なできごと、すれ違い、そして大騒動がお楽しみいただけます。

「ファルスタッフ」の台本を手がけたのはアッリーゴ・ボーイトでした。ボーイトは、1881年の「シモン・ボッカネグラ」改訂版や、同じくシェイクスピア作品に基づく1887年の「オテロ」でヴェルディに台本を書いていました。しばらくオペラ界から離れ、ほぼ隠居状態にあったヴェルディは、新作のインスピレーションとして再びシェイクスピアを考えました。「マクベス」や「オテロ」など、以前にヴェルディが手がけたシェイクスピア作品に比べ、「ファルスタッフ」は喜劇で、作品のトーンが大きく異なります。その結果、ヴェルディは、晩年と言ってもいい時期に、生命力と歓喜にあふれ、音楽的には従来の作品に劣らぬ高度に洗練されたオペラを作り上げることができました。

第1幕では、ジョン・ファルスタッフ卿がほとんど一文無しで、返済に苦しむほどの借金を抱えていることが明らかになります。彼は自信満々に一計を案じ、裕福な既婚女性2人を誘惑して、その財産に近づこうと企てます。ところが、ファルスタッフにとって不運なことに、女性たちは彼の魂胆をすぐに見抜き、彼の化けの皮を剝がそうと立ち上がります。それでもファルスタッフは、自分の計画に一片の疑いも見せない図太さを保ち続け、その痛々しいほどの自信が、彼を憎めない魅力的な悪党として永く愛される理由となっています。物語が進むにつれ、詐欺師である彼自身がだまされる側に回る場面もありますが、果たして彼は借金を返済する道を見つけられるのでしょうか。コスタンツィ劇場として知られるローマ歌劇場で、数々の笑いと忘れがたいアリア、このストーリーの顛末をお楽しみください。

イタリアの首都の中心地に位置するローマ歌劇場は、このような陽気なオペラを楽しむには理想的。音楽と喜劇性が見事に融合したヴェルディのもっとも愛される作品「ファルスタッフ」が生き生きと輝きます。




image Римский оперный театр / Silvia Lelli / Teatro dell'Opera di Roma