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オペラ・アリアとナポリ民謡

オペラ・アリアとナポリ民謡

1990年のサッカーワールドカップの前夜祭の三大テノールのコンサートをご自身の目でご覧になりたかったと思われたことがありますか。あるいは、その4年後、テレビで10億人以上の人々が見た、ロサンゼルスでの彼らの公演をお聞きになりたかったと思われたことがあるでしょうか。

「オペラ・アリアとナポリ民謡」では、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチャーノ・パヴァロッティがまったく新しい観客に紹介したような音楽をお楽しみいただけます。

このコンサート「オペラ・アリアとナポリ民謡」は、あの三大テノールへのオマージュ。男性シンガーのトリオが彼らの素晴らしい先輩の役割を引き継ぎ、ピアノと弦楽器の四重奏の伴奏で、カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティの輝かしい瞬間を、こじんまりとしたバージョンで再現します。

この特別なイベントのために選ばれた会場もまた印象的。会場のサン・パオロ・デントロ・レ・ムーラ教会は、イタリア統一運動の後、ローマで最初に建てられた聖公会教会で、歴史的にも重要なものです。音響は素晴らしく、また、特にイタリア政府によってこの教会が文化財に指定されることになった作品、バーン=ジョーンズのモザイクなど、内部の装飾も見事なものです。

コンサートの前半は、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」からの、この世のものとは思われないほど美しい「間奏曲 Intermezzo」で始まります。それに続いて、ドニゼッティ「愛の妙薬」より「人知れぬ涙 Una furtiva lagrima」、ヴェルディ「椿姫」より「De’ miei bollenti spiriti」 、そして最後はかの有名なプッチーニ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ Nessun Dorma」など、テノールのために書かれた最高のメロディーが演奏されます。

コンサートの後半は、オペラからテンポがかわり、私たち皆の記憶に刻まれているようなナポリ民謡をお楽しみください。「ヴォラーレ Nel blu dipinto di blu」、「帰れソレントへ Torna a Surriento」、「オー・ソーレ・ミオO sole mio」など (これはコンサートで演奏される曲のほんの一例ですが)、どこで聞いたか思い出せなくとも、なじみのある曲が次々と演奏されます。

カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティの魔法のようなコンサートを懐かしく思われる方には、パーフェクトなコンサートです。