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    道化師 / Noi, due, quattro…

    道化師 / Noi, due, quattro…

    フィレンツェのTeatro del Maggio Musicale Fiorentinoでは、ルッジェーロ・レオンカヴァッロの愛され続ける「道化師」と現代のクラシック作曲家のリッカルド・パンフィーリの「Noi, due, quattro…」が公演されます。時代を超えて人気がある、優れたオペラ作品をお楽しみください。

    ピエトロ・マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」を見て以来、レオンカヴァッロは自分もオペラを作りたい、それも、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の深みとインパクトにに匹敵するか、さらにはそれを超えるであろうドラマチックな田園の物語を書きたいという強い衝動を感じていました。レオンカヴァッロは、音楽を作曲しただけではなく、台本も書きました。判事である父親がナポリで手がけた殺人事件について聞いた、子供時代の思い出に基づいて、この作品を書いたと言われています。レオンカヴァッロは、情熱のあまり犯罪に走ったこの恐ろしい事件をもとに、ヴェリズモ・スタイルの素晴らしい作品を作り上げ、当時大変な人気を博しました。

    「Pagliacci(道化師、の意)」は、常に笑って人を楽しませなくてはならない喜劇役者の内面の葛藤を描いています。役者一座の座長カニオは、妻ネッダが他の役者と浮気をしていることを知りました。実際の生活でも、喜劇の中でも、妻から相手の名前を聞き出そうと、カニオはますます焦り、最終的には殺人を犯してしまいます。殺されて横たわるネッダと恋人を前に、カニオは有名な「芝居はおしまいだ。」というセリフを宣言します。

    レオンカヴァッロの「道化師」はミラノのダル・ヴェルメ劇場で1892年5月21日に初演されました。この作品は、それ以降ずっと、レオンカヴァッロの代表作と考えられています。わりあい簡潔な作品であるため、ピエトロ・マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」との二本立てで演奏されることが多いのですが、今シーズン、Teatro del Maggio Musicale Fiorentinoでは、リッカルド・パンフィーリによるモダンなオペラとの組み合わせで公演されます。これは21世紀の新しい組み合わせと言えましょう。


    パンフィーリの「Noi, due, quattro…」は、同じ作曲家の「Oltre la linea」 や「Abitare la battaglia」といった交響曲作品のすぐ後に続いて作曲されました。Teatro del Maggioの依頼で、エリザ・フクサスが台本を書き、また監督も務めました。イタリアで活躍中の現代のクラシック作曲家の一人パンフィーリは、レオンカヴァッロといいコンビと言えましょう。Teatro del Maggio Musicale Fiorentiのこの組み合わせは音楽ファンに気っと楽しんでいただけることでしょう。




    image Teatro del Maggio Fiorentino / Michele Monasta