オペラ チケット イタリア

Teatro del Maggio Musicale Fiorentino


Platea 1, € 244
Platea 2, € 192
Platea 3, € 144
Platea 4, € 108
Galleria, € 60



ナブッコ、G.ヴェルディ

ナブッコ、G.ヴェルディ

時代を超えて愛され続けるクラシック・オペラ「ナブッコ」を作曲した時、ジュゼッペ・ヴェルディは失意のどん底にありました。妻の突然の死に見舞われ、1841年作のオペラ「一日だけの王様 Un giorno di regno」の失敗に悩まされ、まだ若かったヴェルディは、作曲の筆を折ろうとまで考えていました。幸いなことにミラノのスカラ座の監督バルトロメオ・メレッリはヴェルディの才能を疑わず、ヴェルディが音楽家としてのキャリアから身を引くことを許しませんでした。そして、ヴェルディは、プライベートな面でもまたキャリアの面でも苦難を克服し、比較的短時間で「ナブッコ」を作曲しました。1842年3月9日のスカラ座での初演は、まさにその時のヴェルディに必要だった大成功となり、彼の名が広く知られるようになりました。「ナブッコ」はそれ以来各地で演奏されるようになりました。フィレンツェのMaggio Musicale Fiorentino劇場でも今シーズン、この真にエキサイティングな作品がよみがえります。

ヴェルディの偉大さに合わせたように、「ナブッコ」は旧約聖書の時代を舞台にした壮大なラブストーリーを語ります。バビロニア王ネブカドネザル2世(イタリア語ではナブコドノゾールと呼ばれ、オペラのタイトルはそこから来ています)は少し前にエルサレムを征服し、彼の軍隊が聖都で略奪をしています。王には知られていませんが、王女フェネーナは、以前バビロンで投獄されていたイスラエルのイズマエーレと愛し合っています。しかし、フェネーナの異母姉アビガイッレもイズマエーレに惹かれており、彼がもしアビガイッレを愛するなら、彼の母国のエルサレムを破壊しないようナブッコを説得しようと提案します。イズマエーレがアビガイッレの申し出を断ったことから、三人の関係は個人の感情だけではなく、暗い政治的な色彩を帯びていきます。

一連の卑劣な陰謀を通じて、アビガイッレはエルサレムの王位を手に入れ、フェネーナ、イズマエーレ、ナブッコは投獄されて絶望的な状況にいます。そしてこの危機的な瞬間に、ナブッコはイスラエルの神に許しを乞います。アビガイッレの陰謀に打ち勝ち、正義、平和、愛を勝利に導くためには、はたしてこれで十分なのでしょうか。苦難の中で、ヴェルディはユニークで魅力的な人生への賛歌「ナブッコ」を書きあげました。この作品の中で、特に、奴隷イスラエル人のコーラス「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗ってVa, pensiero」はよく知られています。1901年に巨匠ヴェルディが亡くなったとき、葬儀の参列者は、このメロディーで最後の別れを告げました。今シーズン、Maggio Musicale Fiorentino劇場で、このコーラスをはじめとする素晴らしいメロディーをお楽しみください。




image Teatro del Maggio Fiorentino / Michele Monasta