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    ファウストの劫罰(コンサート形式)、H.ベルリオーズ

    ファウストの劫罰(コンサート形式)、H.ベルリオーズ

    フランスの偉大な作曲家エクトル・ベルリオーズは、ドイツの詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテによる壮大な作品「ファウスト」を初めて読んだ時から魅了されました。この文学作品をもとにクラシック音楽作品を書くという考えに彼は夢中になり、何回かの試行錯誤の末「ファウストの劫罰」が完成しました。ジャンルを特定することのできない作品で、もとになった韻文と同じくらい複雑です。長年にわたり、何種類かの異なる演奏形式で公演されましたが、最も人気のあるのは、ゲーテの韻文とベルリオーズの魅惑的な音楽に正面から焦点を当てた「コンサートオペラ」です。「ファウストの劫罰」は、1846年12月6日にまさにこの形式で、パリの有名なオペラ=コミック座で初演されました。今回、フィレンツェのMaggio Musicale Fiorentino劇場でこのクラシック作品がよみがえります。

    この「ファウストの劫罰」は、初演後すぐに大成功を収めたというわけではありませんでしたが、批評家や聴衆の反応は時がたつにつれてよくなっていきました。半分がオペラ、半分がカンタータという形式は最初は人々を混乱させましたが、ベルリオーズは自分の作品の価値に自信を持っていました。ヨーロッパ各地でコンサート形式、あるいはオペラ形式で公演されるにつれ、作品の素晴らしさが認識されるようになり、クラシック音楽のレパートリーとしてその地位は不動のものとなりました。作品中の「ラコッツィ行進曲」「妖精の踊り」「広大で、近寄りがたく、誇り高き、自然よ」などの注目すべき作品は、独立してコンサートなどで演奏されることもあり、それぞれ人気があります。

    この「ファウストの劫罰」は、もとのゲーテの物語に忠実に、悪魔メフィストフェレスの罠に陥った老いた科学者ファウストの悩みを中心に展開します。カリスマ的な紳士に変装した悪魔は、ファウストに若さを取り戻させ、ライプツィヒで飲酒と放浪のために夜彼を連れ出します。その後、悪魔はファウストに夢の中で若い女性マルグリートに会わせます。ファウストはすぐに恋に落ち、マルグリートに会いたいと思い、メフィストフェレスの魔術のおかげでマルグリートはファウストの誘惑に身を任せます。悪魔が二人の感情を弄び、二人を陰謀のうちに操り続けるにしたがって、ファウストの運命は転落の一途をたどります。ベルリオーズの刺激的な音楽が、ファウストの堕落に合わせて強く響きます。フィレンツェのMaggio Musicale Fiorentino劇場で、ゲーテの古典的な物語を素晴らしい音楽とともにお楽しみください。




    image Teatro del Maggio Fiorentino / Michele Monasta